もうひとつのdaidokoroに込めた意味

皆さんにとって台所とはどんな場所でしょうか。お母さんが家族の健康や成長を願い、知恵を絞り、工夫をしながら料理し、家族の会話がうまれる場所と私たちは思います。「暮らしの心臓」と謳られ、食材や家族とのふれあいの場だった台所は、現代の都市生活においてはその役割が薄れつつあります。

自然がもたらす料理

もうひとつdaidokoroの一日の始まりは、信頼を寄せる生産者さんたちから届く新鮮な野菜を仕込むところから。彩豊かなの野菜たちは四季の移ろいそのもの。漁師さんから届いた新鮮な魚、山で育った豚や牛のお肉はもうひとつdaidokoroでお惣菜に生まれ変わります。スタッフがお母さんのような心と目で食材を見極め、メニューを決めます。手作りの安心な調味料を用い、シンプルに調理いたします。

もうひとつの「郷土の味」

誰にでも故郷があり、その土地特有の郷土料理があります。先人たちの知恵や工夫、文化が反映された料理には、食べた人の心を満たす力があります。もうひとつdaidokoroから生まれる料理は皆さんにとっての「郷土の味」になりたいと思います。郷愁だけでなく、多様性を取り入れながら成長する東京らしい新・郷土料理が誕生します。

「台所」から生まれる新しい未来。

私たちはこの新・郷土料理を、「daidokoro料理」と呼ぶことにしました。「daidokoro料理」を食べてもらえば、生産物を作ってくれた人や自然と関わりあう喜びを感じていただけると思います。食べれば温かみを感じ、遠い記憶が呼び起こされる。それでいて新しい発見もある、そんな「daidokoro料理」をお楽しみください。

「豊作野菜」を知恵と工夫でいただく。

本来旬を迎える野菜たちは形もサイズもバラバラですが、味と栄養価に変わりはありません。口にすれば素直に美味しいと心も喜ぶもの。夏の畑で大量に茄子やトマトがたくさん採れ、もうひとつdaidokoroに届いたこれらの「豊作野菜」は美味しさを逃さないよう調理され、ランチに提供されます。それでも使いきれない野菜は保存食となり、1ヶ月後はたまた半年後に再びみなさんの前にお目見えします。

会話の生まれる食卓。

「daidokoro料理」のこだわりは食材だけではありません。私たちスタッフの接遇もその一部。その日に使われた野菜や日本の台所の知恵、自家製の調味料など気軽に尋ねてください。お客さま同士も大きなテーブルを一緒に囲めば、家族や親戚のように会話も生まれるでしょう。日本全国の民芸の窯から届く器を、食器棚からご自身で選んで今日のお惣菜を選んでいただきます。お野菜やお惣菜を詰めた温かいお弁当。土鍋で炊いたご飯をさっと握ったおむすび、郷土菓子、こだわりの全国の調味料なども店頭に並びます。お洒落してお出かけする外食とも違う、発見や驚きのある「daidokoro料理」に出会いに、もうひとつdaidokoroへお出かけください。